更新情報
6月3日に伊勢原キャンパスの松前記念講堂で、健診センターリニューアル記念「健康講座・健康相談会」を開催しました。当日は市民の方々ら約60人が参加。西﨑泰弘教授(一般社団法人日本総合健診医学会理事長)のほか、医学部付属病院の放射線科の山下高史技師と本センターの西野恵美看護師による講演を行いました。
最初に山下高史技師がPET-CTがん検診について解説。横になっているだけで一度に全身がチェックできるほか、大腸がん、肺がん、乳がんなど多くのがんの早期発見に有用な検査方法であることやその仕組みを紹介しました。
西﨑教授の講演「世界No1健康長寿国 日本を支える けんしんの意義と必要性」では、人間ドックや健康診断が日本の平均寿命の向上に貢献している実態についてデータを交えて紹介。今後さらに高齢化が進むため、適度な運動を生活に取り入れたり、食生活に気を付けたりするのと同様に、定期的に人間ドックや健康診断・がん検診などを受診することで病気を遠ざけるなど健康習慣の維持を心掛けてほしいと語りました。
最後に西野看護師が「座りすぎの弊害と正しい姿勢」と題して講演。長時間座り続けると血栓ができやすくなったり、糖尿病や肥満、認知症や精神疾患のリスクが高まったりすることを紹介し、30分以上座り続けないように気をつけつつ、時には立って仕事をするなどの工夫をしてほしいと語りました。そのうえで、席を離れることが難しい場合にできる足の体操や立位と座位での正しい姿勢について実演を交えて解説しました。
健康講演会の終了後には、センターの見学会と医師と看護師による健康相談会を実施しました。